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「子午流注(しごるちゅう)」

こんにちは


草津鍼灸院

サーナはりきゅう治療院 .


院長です




前回ブログ

時間が限定される病  ← クリック


は読んでいただけましたでしょうか


今回はそのなかに書かれている


「子午流注(しごるちゅう)」

 についてです



「子午流注(しごるちゅう)」_e0246398_14300080.jpg



















院長の(鍼灸師の)

もっとも古い教科書「黄帝内経」に

(紀元前に書かれ 全18巻と伝えられる)


「子午流注」は書かれています



(かるく読み流してください)

そもそも 中国医学とは・・・

大昔より中国では

人々は自然と一体であり

人々は

その自然や時間の変化を受けて

変化すると考えられていました


すごい~すごい ことに

大昔から

この 自然の変化によっておこる

身体の変化

古代中国の賢者は導きだし

治療に生かしたのです



それが・・・

子午流注 .




うん?子午流注?


「子午」 .とは

「子の刻」=「0時」

「牛の刻」=「12時」

つまり

時刻を表し .


「流注」 .

身体をながれる

ツボの通り道(=経絡<けいらく>)

・気・血 の流れ .


を表します



中国の賢者が

治療効果を最上にするために

その時に 最も効果のあるツボはどれなのか?


を導いたのです



また 黄帝内経では

季節(四季)にわけて

眠りの時を変えると

健康につながる とされています


春・夏・秋・冬 睡眠のベストタイム!とは?

春=夜は少しだけ おそく寝て

朝は 少しだけ早くに起きる

夏=夜は少しおそく寝て

朝は少し早くに起きる

秋=夜は少しだけ はやく寝て

朝はニワトリとともに早くに起きる

冬=夜は少しはやく寝て

朝は少し遅くに起きて

太陽の光を待つ

・・・となっています


古代中国では・・・

日の出 とともに起きて働いて

日が落ちる ころには寝る準備をする

というスタイルでした


賢者が現代にいたなら

午後8時には眠っていたのでしょう

<滋賀県の日の入

18:15

日付:2021330日(火)>



うん?午後8時?

現代社会では なかなかできません・・・




子午流注とは

上の図を見ていただくと


1日を 2時間 で分けて

その担当する2時間を

1つの内臓が

責任をもって 働きつづけます


そして・・・

その内臓が担当している 2時間は

その他の内臓たちは休んでいられ

しかも

他の内蔵からサポートまで受けられて


より健康でいられるというわけなのです


 しっかり働き .

 しっかり休む .

サポートも受ける .



「子午流注(しごるちゅう)②」につづく






.


by sanaharikyu | 2021-03-30 14:25 | はり・きゅうのこと | Comments(0)