「子午流注(しごるちゅう)」
こんにちは
草津鍼灸院
院長です
前回ブログ
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は読んでいただけましたでしょうか
今回はそのなかに書かれている
「子午流注(しごるちゅう)」
についてです
院長の(鍼灸師の)
もっとも古い教科書「黄帝内経」に
(紀元前に書かれ 全18巻と伝えられる)
「子午流注」は書かれています
(かるく読み流してください)
そもそも 中国医学とは・・・
大昔より中国では
人々は自然と一体であり
人々は
その自然や時間の変化を受けて
変化すると考えられていました
すごい~すごい ことに
大昔から
この 自然の変化によっておこる
身体の変化 を
古代中国の賢者は導きだし
治療に生かしたのです
それが・・・
子午流注 .
うん?子午流注?
「子午」 .とは
「子の刻」=「0時」
「牛の刻」=「12時」
つまり
= 時刻を表し .
「流注」 .は
身体をながれる
ツボの通り道(=経絡<けいらく>)
の
・気・血 の流れ .
を表します
中国の賢者が
治療効果を最上にするために
その時に 最も効果のあるツボはどれなのか?
を導いたのです
また 黄帝内経では
季節(四季)にわけて
眠りの時を変えると
健康につながる とされています
春・夏・秋・冬 睡眠のベストタイム!とは?
春=夜は少しだけ おそく寝て
朝は 少しだけ早くに起きる
夏=夜は少しおそく寝て
朝は少し早くに起きる
秋=夜は少しだけ はやく寝て
朝はニワトリとともに早くに起きる
冬=夜は少しはやく寝て
朝は少し遅くに起きて
太陽の光を待つ
・・・となっています
古代中国では・・・
日の出 とともに起きて働いて
日が落ちる ころには寝る準備をする
というスタイルでした
賢者が現代にいたなら
午後8時には眠っていたのでしょう
<滋賀県の日の入
18:15
日付:2021年3月30日(火)>
うん?午後8時?
現代社会では なかなかできません・・・
子午流注とは
上の図を見ていただくと
1日を 2時間 で分けて
その担当する2時間を
1つの内臓が
責任をもって 働きつづけます
そして・・・
その内臓が担当している 2時間は
その他の内臓たちは休んでいられ
しかも
他の内蔵からサポートまで受けられて
より健康でいられるというわけなのです
しっかり働き .
しっかり休む .
サポートも受ける .
「子午流注(しごるちゅう)②」につづく
.
by sanaharikyu | 2021-03-30 14:25 | はり・きゅうのこと | Comments(0)