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おきゅうのこと 2

こんにちは

サーナはりきゅう治療院 院長です006.gif



月日は百代の過客にして 行かふ年も又旅人也・・・

もゝ引の破をつゞり 笠の緒付かえて 三里に灸すゆるより 松島の月先心にかゝりて・・・



三里に

これは 『おくのほそ道』 の冒頭
江戸時代の俳人 松尾芭蕉による旅の文集です055.gif


芭蕉が弟子の河合曾良(かわい そら)を伴い

江戸元禄・・・西暦でいうと 1689年5月16日059.gif

江戸深川(東京都江東区)を出発し061.gif

全行程約600里(約2400km)
日数約150日間(約半年) かけて
東北・北陸をめぐり 江戸に戻ってくる旅です

「おくのほそ道」では 岐阜県大垣に到着するまでが書かれています


2400km 005.gif スゴイ~

この「おくのほそ道」の冒頭での紹介もあり
2400km の補助をした
足の三里というツボは「健脚(けんきゃく)」のツボとして非常に有名なのです


しかし・しかし
もともと江戸時代までは 「お灸」 は

どの家庭でも当たり前のようにされていた 「民間療法」 のひとつでした

明治時代から西洋医学が主流になりはじめると
民間療法としての 「お灸」 はどんどん衰退025.gifしていきます



またまた しかし・しかし
現在の 「健康ブーム」 の影響もあり

「お灸」 テーマのテレビ番組 雑誌が急増中~049.gif

「お灸ブーム」 となっています056.gif




「おきゅうのこと 2」 では

松尾芭蕉 + お灸 の世界の話しでした


もうすぐ暑くなり やってくる 日本四季の 「夏」

事前に 養生保健のツボ 足の三里にお灸で

夏に備える身体をつくることも良いかもしれません


せっかくですので
今回の締めは 松尾芭蕉にお願いしましょう

閑さや岩にしみ入る蝉の声

                          ありがとうございます040.gif

by sanaharikyu | 2012-05-16 22:26 | はり・きゅうのこと | Comments(0)